濱元行政書士事務所のホームページには、

相続手続きや遺言書作成で利用できる

財産目録のPDFファイルを掲載しています。

また、

エクセル版の財産目録を作っており、

希望する方にはメールに添付して送付しています。

 

今回は、

エクセル版の財産目録(土地)を作ってみましょう。

 

作成するにあたって、

登記事項証明書(全部事項証明書)を確認して、

下記のように設計図を手書きしました。

 

登記事項証明書(全部事項証明書)には、

最大で4つの欄があります。

『表題部』
『権利部(甲区)』
『権利部(乙区)』
『共同担保目録』

不動産によって欄の数に違いがあります。

この欄について詳しく説明を始めると、

「登記事項証明書(全部事項証明書)の見方」という

テーマになるので止めておきます。

 

エクセル版の財産目録を作るのがメインなので、

話を戻します。

土地がどこにあるのか、

その土地の用途は何か、

面積はどれだけか、

誰が持っているのか、

その評価額がいくらになるのを主目的に表を作ります。

相続する財産の現状が一覧として分かるように、

表を作ります。

以下の手書きが、

財産目録(土地)になります。

fudousan-tochi

 

この手書きの表(設計図)を基に、

エクセルで作成を始めます。

作成するにあたって、

サイズはA4、

印刷の向きを横にして、

余白は上下を1.5、左右1.0に設定しました。

 

fudousan-tochi01

 

登記事項証明書(全部事項証明書)を基にしていますが、

記載できる箇所と出来ない箇所はあります。

 

土地の評価額については、

固定資産税評価額や路線価などがあります。

不動産鑑定士などの専門家に依頼するといったこともありますので、

評価額の求め方については、記載しません。

 

後は、

・抵当権や共同担保の有無を追記

・記入した年月日の欄を追記

・見出し欄のセル結合(項番~持分×評価額まで)

・列幅の調整

・行の高さ調整

・1件の土地を2行で記載するためにセル結合

・評価額の合計欄を追記

・罫線を引く

になるでしょう。

fudousan-tochi03

これで完成です。