相続手続きや遺言書作成相談において、
ご相談者さまのお話を聞き進めていると

  1. 相続人とその間柄:同居して親しくしているや別居して疎遠になっている等
  2. 財産の種類:こんな不動産や預貯金、有価証券、車、その他動産がある
  3. 財産の価値:「そんなに多くない」、「少ない」とおっしゃる方が多いようです
  4. 財産の分割:長男に全部あげたい、相続放棄したい、相続放棄して欲しいと言われている

などなど、相続される側の相談者や相続する側の相談者からいろんな要望を
耳にすることがあります。

「財産は多くない」、「財産は少ないんで」とおっしゃる方がいます。

相続財産の調査のご依頼を受ける前の相談では、財産が多い、少ないという
ことは私には分かりません。
相続税を払うほど多くないからなのか、相続される方ご自身がこれまでに
作り上げた財産を過小評価しているように、私には感じています。

相続される方が思っている「多くない」、「少ない」財産に対して、
相続する側はそうは思っていないようです。
そこは、相続される側と相続する側の考え方の違いがあるように感じます。

兄弟姉妹間で、先に生まれたから多いというのは子供時代だけで、成人すれば
先に生まれたは関係なく平等という考えのようです。
兄弟姉妹の各人は権利意識をしっかりと持って、自己主張します。
相続税を払うほど財産は多くなくても、自己の権利を主張して分割を要求して
くるようです。

相続される側の皆様には、そのことを考えていただければと思います。

当事務所でも、遺産相続手続きや遺言書作成のご相談の際に、相談者様の
話を聞きならが平穏無事に手続きが進むようにアドバイスいたします。