財産目録は、被相続人が所有していた自宅の土地や建物といった不動産の評価額、
現金や預貯金の残高、株式や債券などの有価証券の評価額に加えて、自動車や
貴金属品などその他の動産の評価額などを記載します。

これら「プラスの財産」ばかりでなく、借金や未払の入院・治療費など債務である「マイ
ナスの財産」も調べたうえで、記載する必要があります。

遺言書を書く際、財産目録を作成して分割する財産を調べたうえで、遺言書を書くことを
お勧めします。
財産目録シートを作成することで、遺言書に分割する財産を書き漏らすことがなくなります。

財産目録は、法律で作成が義務付けられている訳ではありません。
そして、書式に決まりはありません。

遺産分割協議の場面や相続放棄を検討する場合には、財産目録の有無が手続きの進行に
差を生むことがあります。

当事務所のWebサイトでは、財産目録の様式を公開しておりますので、必要な
様式をダウンロードしてご活用ください。
当事務所で作成した書式を利用することで、相続人全員が分かりやすいように
まとめることができます。